初心者でもたいていの人が知っているであろう、超定番reelです。仲間内ではしばしば、なれなれしく "マクロードさん" と呼ばれています。
Irishの定番曲ではありますが、もともとはScottish。作者はNiel Gowで、オリジナルのタイトルは "Mrs McLeod of Raasay" らしいです。さらに面白いことに、Irishだと普通はGmajorで演奏しますが、Scottish系のプレイヤーはAmajorで、しかもAパートとBパートが逆です。
この曲がアイルランドに渡ったときにキーがGになったのは、たぶんそのほうが演奏が楽だからでしょう。AパートとBパートがひっくり返ったのは、よりドラマチックな方を後ろに回したほうが面白いからか、耳コピーで広まるうちに曲の切れ目を間違えたのか。後者の方がトラッドっぽくて面白いので、どうせならそちらを推したいところです。
アイルランドに渡ったマクロードさんが独身になったのも面白いですね(もっとも、IrishのプレイヤーもMrs McLeod'sと呼ぶこともあります)。
私はIrishバージョンを先に知ったので、やはりそちらの方が収まりがいいように感じます。でも、もしセットの頭に持ってくるなら、いきなりハイテンションではじまるScottishバージョンが面白いですね。キーはGにした方が参加できる人が増えていいと思いますが。
Garrett Barry'sというreelとセットにするのが定番らしいですが、Garrett Barry'sは別名Mister McLeod'sというそうです。根拠はまったくないですが、Garrett Barry'sがもともとのタイトルで、Miss McLeod'sとセットで弾くことが多いのでMister McLeod'sとも呼ばれるようになったのではないか、という気がします。
音源
- Lesson 4, Part 4 - "Miss McLeod's Reel"
- フィドルのオンラインレッスンの教材として公開されている動画です。4回演奏していますが、奇数回がコード伴奏、偶数回がメロディを演奏してくれます。聴いている側はメロディ、コードを交互に弾けということですね。Part1、Part2ではそれぞれメロディ、コードを解説してくれていますので、そちらもどうぞ。なぜかPart3はないようです。
- Mrs McLeod of Raasay
- こちらもレッスン用の教材ですが、Scottishバージョンです。
- Ellylldan - Mrs. MacLeod Of Raasay / Fairy Dance (live radio concert pt.5)
- ラジオ・コンサートの様子を撮った動画。Mrs. MacLeod of Raasay(=Miss McLeod's)とFairy Danceのセット。動画に付けられた説明によると、Fairy DanceはNiel Gowの息子のNathanielの作だそうです。
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